キャンプの大きな楽しみの一つが、自然の中で食べる料理です。普段の食事とは一味違う野外料理は格別の美味しさがありますよね。でも初めてのキャンプでは、どんな料理を作ればいいのか、どんな道具が必要なのか、悩むことも多いはず。

この記事では、キャンプ初心者でも失敗しない簡単レシピと、基本的な調理器具の使い方を解説します。これを読めば、初めてのキャンプでも美味しい料理を楽しむことができますよ。

キャンプ料理の基本と心構え

まずはキャンプ料理における基本的な考え方から見ていきましょう。

キャンプ料理の特徴を理解する

キャンプでの調理は家庭とは環境が大きく異なります。その特徴を理解することが成功の鍵です。

設備の制限

家庭と違い、キャンプでは調理設備が限られています。電子レンジやオーブンはなく、基本的にはコンロの火力だけが熱源です。そのため、シンプルな調理法を選ぶことが大切です。

時間と労力の考慮

テント設営や撤収など、キャンプにはさまざまな作業があります。料理に時間をかけすぎると、キャンプそのものを楽しむ余裕がなくなってしまいます。特に初心者のうちは、調理時間が短い簡単な料理から始めるのがおすすめです。

片付けの手間

水道が限られている環境では、洗い物も一苦労。汚れる食器や調理器具は最小限に抑え、できるだけ簡単に片付けられるメニューを選びましょう。

初心者向けの心構え3カ条

キャンプ料理を成功させるための心構えをご紹介します。

1. 完璧を求めない

アウトドア環境での調理は予想外のことが起きるもの。少々焦げても、見た目が悪くても、味が良ければOKという気持ちで臨みましょう。失敗も思い出の一部です。

2. 準備は徹底的に

自宅でできる下準備はしっかりと行いましょう。肉の下味付けや野菜のカットなど、事前に準備できることは多いです。現地での作業を減らせば、ストレスも減ります。

3. シンプルに考える

初めから凝った料理に挑戦するのではなく、まずは簡単な料理で成功体験を積むことが大切です。BBQや鍋物など、作りやすいメニューから始めてみましょう。

キャンプ料理に必要な基本道具

美味しいキャンプ料理を作るためには、適切な調理器具が必要です。初心者が最初に揃えるべき基本的な道具を紹介します。

熱源:バーナー・コンロ

料理の基本となる熱源。用途や人数によって選びましょう。

シングルバーナー

1つの鍋やフライパンを使う調理に適しています。コンパクトで軽量なため、ソロキャンプや小人数向き。

イワタニ カセットフー タフまる

  • 風に強い設計で安定した火力
  • カセットガスで手軽に使える
  • コンパクトで持ち運びしやすい

ツーバーナー

2つの調理器具を同時に使えるため、家族やグループキャンプに最適です。メインとサイドを同時に調理できる便利さがあります。

コールマン パワーハウスLPツーバーナーストーブII

  • 2口コンロで複数の料理を同時調理
  • 風防付きで安定した火力
  • 強力な熱量で本格的な料理が可能

調理器具:クッカー・フライパン

実際に料理を作るための基本的な調理器具です。

クッカーセット

鍋、フライパン、ケトルなどがセットになったもの。収納性に優れ、キャンプに最適です。

スノーピーク パーソナルクッカーセット

  • 2〜3人用の鍋、フライパン、ケトルがコンパクトに収納
  • 軽量で持ち運びやすい
  • 耐久性のあるステンレス製

ダッチオーブン

煮る、焼く、蒸す、炊くなど多様な調理法に対応できる万能調理器具。初心者には少し扱いが難しいですが、慣れると可能性が広がります。

ロッジ キャンプダッチオーブン 10インチ

  • 熱伝導と保温性に優れた鋳鉄製
  • 直火・炭火どちらでも使用可能
  • 丈夫で長く使える本格派アイテム

調理小物と便利グッズ

その他、料理をスムーズに行うための小物類です。

必須の調理小物

  • トング:食材をつかむのに必須
  • 菜箸:繊細な作業に便利
  • 包丁とまな板:前処理や調理に
  • 計量カップ・スプーン:調味料の計量に
  • キッチンバサミ:食材カットや袋開けに

あると便利なグッズ

  • メスティン:飯盒としても使える多機能調理器具
  • 調味料入れ:小分けにして持っていくと便利
  • シリコントレイ:食材の一時置きや下ごしらえに
  • ゴミ袋:こまめに片付けるために必須
  • 耐熱グローブ:熱い器具を安全に扱える

コールマン キャンプ用クッキングツールセット

  • 基本的な調理器具がセットになっている
  • 収納ケース付きで管理しやすい
  • 耐熱性と耐久性に優れた素材

初心者向け簡単キャンプレシピ5選

キャンプ初心者でも簡単に作れて、失敗しにくいレシピを5つ紹介します。

1. 鉄板BBQ(バーベキュー)

キャンプの定番中の定番。シンプルながら満足度の高いメニューです。

必要な道具

  • BBQグリルまたは鉄板
  • トング
  • 軍手(熱い器具を扱うため)

材料(4人分)

  • 牛・豚・鶏肉(好みの部位):各200g
  • 野菜(玉ねぎ、ピーマン、しいたけなど):適量
  • 塩、こしょう、醤油:適量
  • 焼肉のタレ:適量

作り方

  1. 自宅で肉を食べやすい大きさに切り、ジップロックに入れて塩こしょうで下味をつける
  2. 野菜も食べやすい大きさに切り、別のジップロックに入れておく
  3. 現地でBBQグリルや鉄板を熱し、油を薄く引く
  4. 肉や野菜を並べて焼く
  5. 焼きあがったら、そのまま塩こしょうで、または焼肉のタレをつけていただく

ポイント

  • 火加減は弱めからスタートし、様子を見ながら調整する
  • 肉は焼きすぎに注意(特に鶏肉は中まで火が通ったことを確認)
  • 野菜は肉の脂が乗った後に焼くと味が良くなる

2. ホイル焼き

アルミホイルで食材を包んで焼く、片付けいらずの便利料理です。

必要な道具

  • アルミホイル(極厚タイプがおすすめ)
  • BBQグリルまたは焚き火台
  • トング

材料(1人分)

  • 魚(鮭、サバなど):1切れ、または肉(鶏もも、豚バラなど):100g
  • 野菜(じゃがいも、にんじん、玉ねぎなど):各適量
  • バター:10g
  • 塩、こしょう:適量
  • レモン:1/4個(魚の場合)

作り方

  1. アルミホイルを30cm四方程度に切る
  2. ホイルの中央に薄切りにした野菜を敷く
  3. その上に魚または肉をのせる
  4. 塩こしょうで味付けし、バターをのせる
  5. アルミホイルの端を持ち上げて、しっかりと包む
  6. グリルや焚き火の上に置き、魚なら10分程度、肉なら15分程度加熱する
  7. ホイルごと皿に移し、そのまま食べる

ポイント

  • ホイルは二重にすると破れにくい
  • 野菜は薄く切ると火の通りが良くなる
  • 包む際は隙間ができないようにしっかり閉じる
  • 開ける際は熱い蒸気に注意

3. 簡単鍋料理

寒い季節のキャンプにぴったり。材料を入れるだけの簡単調理です。

必要な道具

  • カセットコンロ
  • お玉
  • 取り皿、箸

材料(4人分)

  • 好みの鍋つゆ(市販):1袋
  • 水:800ml〜1L
  • 肉(豚バラ、鶏もも等):300g
  • 野菜(白菜、ねぎ、きのこ類等):適量
  • 豆腐:1丁
  • しらたき:1袋
  • うどんまたは麺類:適量(締めに)

作り方

  1. 鍋に水と鍋つゆを入れて沸騰させる
  2. 火の通りに時間がかかる野菜から順に入れていく
  3. 肉と残りの具材を入れて煮る
  4. 具材に火が通ったら完成
  5. 最後に麺類を入れて締める

ポイント

  • 市販の鍋つゆを使えば味付けの失敗がない
  • 具材は食べやすい大きさに切っておく
  • 火の通りやすさを考慮して入れる順番を決める
  • 保温性の高いダッチオーブンなら長く温かい状態を保てる

4. 炊き込みご飯

一度に主食が作れて便利。事前準備をしっかりすれば現地での作業は最小限です。

必要な道具

  • 飯ごう、メスティン、または鍋
  • カセットコンロ
  • しゃもじ

材料(4人分)

  • 米:3合
  • 水:米の量+少し多め(約550ml)
  • 具材(鶏肉、にんじん、しいたけなど):適量
  • 調味料(醤油、みりん、酒、顆粒だし):各大さじ1
  • 塩:小さじ1/2

作り方

  1. 自宅で米を研いでジップロックに入れる
  2. 具材は食べやすい大きさに切り、別のジップロックに入れる
  3. 現地で飯ごうや鍋に米、水、具材、調味料を全て入れて混ぜる
  4. 蓋をして強火で沸騰させる
  5. 沸騰したら弱火にし、15分程度炊く
  6. 火を消して10分程度蒸らし、蓋を開けて混ぜる

ポイント

  • 材料を入れたら最初によく混ぜておく
  • 弱火の時間を守ることで失敗を防げる
  • 蓋を開けてのぞき見は厳禁
  • 蒸らし時間もしっかり取ることで、ふっくらとした仕上がりに

5. ワンポットパスタ

一つの鍋で作れる手軽さが魅力。後片付けも簡単です。

必要な道具

  • 大きめの鍋
  • カセットコンロ
  • トング

材料(2人分)

  • パスタ:200g
  • 水:500ml
  • コンソメキューブ:1個
  • オリーブオイル:大さじ1
  • 具材(ベーコン、玉ねぎ、しめじなど):適量
  • 塩、こしょう:適量
  • 粉チーズ:お好みで

作り方

  1. 鍋に水、コンソメ、オリーブオイル、塩、具材を入れて沸騰させる
  2. パスタを折って入れ、時々かき混ぜながらパッケージの表示時間通りに茹でる
  3. 水分が少し残る程度に仕上がったら火を止める
  4. 塩こしょうで味を調え、粉チーズをかけて完成

ポイント

  • 水の量はパスタが浸かる程度でOK(通常より少なめ)
  • 途中で水分が少なくなりすぎたら少量の水を足す
  • アルデンテ(少し芯が残る程度)に茹でるのがコツ
  • 残った水分にはうま味が凝縮されているので、全部吸収させるイメージで

食材の保存と管理のコツ

キャンプでは食材管理も重要です。特に暑い季節は食中毒のリスクがあるため、以下のポイントに注意しましょう。

クーラーボックスの効果的な使い方

準備のコツ

  • 出発前日からクーラーボックスを冷やしておく
  • 保冷剤は前日から凍らせておく
  • 大きな保冷剤をボックスの底に敷く

食材の詰め方

  • 最初に使う食材を上に、後で使う食材を下に
  • 生肉と他の食材は必ず分ける
  • 空気を抜いて密閉容器に入れると冷却効率アップ
  • 飲み物は別のクーラーボックスに

コールマン クーラーボックス エクストリーム

  • 優れた保冷力(氷が最大5日間持続)
  • 頑丈な作りで長く使える
  • 食材管理に最適なサイズ

食材別の保存方法

肉・魚

  • 事前に使用分ずつ小分けにする
  • ジップロックに平らに入れて空気を抜く
  • 直接氷や保冷剤に触れないよう注意
  • 夏場は「当日分だけ」を鉄則に

野菜

  • 洗って切った状態で持っていくと便利
  • 葉物野菜は濡れたペーパータオルで包む
  • 根菜類は常温保存でも問題ないことが多い

卵・乳製品

  • 卵はケースに入れて上に物を載せないよう注意
  • 牛乳やヨーグルトは開封後冷蔵保管
  • チーズはジップロックに入れて保管

調味料

  • 小分けボトルに入れると便利
  • 液体調味料より粉末タイプの方が保存に適している
  • よく使う調味料セットを専用ケースで管理

TRIWONDER 調味料ボトル 8本セット

  • 漏れ防止設計
  • コンパクトに収納可能
  • 持ち運びに便利なケース付き

片付けと食器洗いの効率化

キャンプで意外と大変なのが後片付けです。効率的な方法を知っておきましょう。

最小限の洗い物で済ませるコツ

事前準備のポイント

  • 使い捨て食器を適度に活用する
  • 食器は多機能で重ねられるものを選ぶ
  • 料理はなるべく一つの調理器具で完結させる
  • アルミホイルやクッキングシートを活用する

食器を汚さない工夫

  • 鍋やフライパンをそのまま取り皿に
  • バーナーの上に直接食材を置けるBBQプレートの活用
  • ホイル焼きや袋料理で調理器具を使わない

キャンプ場での洗い方

基本的な洗浄手順

  1. 食器の汚れを紙やキッチンペーパーでふき取る
  2. 洗い桶に洗剤を溶かした水を用意
  3. スポンジで洗う
  4. 別の桶のきれいな水ですすぐ
  5. 乾いたタオルで拭く

環境に配慮した洗剤選び

  • 生分解性の環境に優しい洗剤を使用
  • 少量でも効果のある濃縮タイプがおすすめ
  • 固形石鹸タイプも便利(持ち運びやすい)

パックタオル キャンプタオル

  • 速乾性に優れている
  • 軽量でコンパクト
  • 食器拭きに最適

まとめ:キャンプ料理を楽しむために

キャンプ料理を楽しむためのポイントをおさらいしましょう。

初心者が最初に試すべきレシピ

キャンプ料理初心者におすすめなのは以下のレシピです:

  1. 鉄板BBQ:失敗しにくく、調理も片付けも簡単
  2. ホイル焼き:包んで焼くだけの手軽さ
  3. インスタント食品のアレンジ:カップ麺や冷凍食品をちょい足しでグレードアップ

最初は簡単なものから始めて、徐々にレパートリーを増やしていきましょう。

キャンプ料理の上達のコツ

経験を積む

  • 自宅でキャンプ用調理器具を試してみる
  • 料理ごとに反省点をメモしておく
  • 季節ごとに適したメニューを開発する

道具の使いこなし

  • 一つの道具で複数の料理ができるよう工夫する
  • メンテナンスをしっかり行い、長く使える状態を保つ
  • 使いやすい道具は積極的に投資する価値あり

下準備の習慣化

  • 食材の下処理は必ず自宅で
  • 調味料は計量して小分け容器に
  • レシピは事前に印刷やメモで用意

最後に

キャンプ料理は「非日常の中での日常」。調理環境は制限されていますが、そこで食べる料理はいつもの何倍も美味しく感じられるものです。

最初は簡単なメニューから始めて、成功体験を積み重ねていきましょう。回数を重ねるごとに自分なりのコツが見つかり、レパートリーも広がっていきます。

アウトドアでの食事は、キャンプの思い出を何倍も豊かにしてくれます。自然の中で、家族や友人と囲む食卓の価値を、ぜひ体験してみてください。

キャンプ料理の世界を楽しむあなたの冒険が、素晴らしいものになりますように!


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