キャンプ初心者の持ち物リスト - 最低限必要なものだけ

「キャンプに行きたいけど、何を持っていけばいいのかわからない...」「道具を全部揃えるのにいくらかかるんだろう...」「最低限必要なものだけ教えてほしい」と悩んでいませんか?私も初めてキャンプに挑戦した時、持ち物リストを見ながら「こんなにたくさん必要なの?」と途方に暮れた経験があります。この記事では、キャンプを始めたばかりの方が本当に必要な持ち物だけをピックアップし、予算に合わせた選び方までご紹介します。高価な道具をすべて揃える必要はなく、最初は必要最小限のもので十分楽しめるんです。このページを読めば、初めてのキャンプでも必要なものがわかり、無駄な出費を抑えながら快適なキャンプが楽しめます。最初の一歩は腰が重いものですが、一歩踏み出せばとんでもなく楽しい世界がそこにはあるので、ぜひ当ページを参考にしてみてくださいね!

キャンプ初心者が知っておくべき持ち物の基本

キャンプの持ち物は

  • 「絶対に必要なもの」
  • 「あると便利なもの」

に分けて考えると整理しやすいです。まずは基本的な考え方から見ていきましょう。

持ち物を決める3つの要素

キャンプの持ち物は、以下の3つの要素によって変わってきます。

  1. キャンプのスタイル
    • オートキャンプ(車で行くキャンプ)
    • デイキャンプ(日帰り)
    • ソロキャンプ(一人)
    • ファミリーキャンプ(家族連れ)
  2. 季節や場所
    • 春秋(比較的温暖な時期)
    • 夏(暑さ対策が必要)
    • 冬(防寒対策が重要)
    • 山、川、海などの環境
  3. キャンプの期間
    • 日帰り
    • 一泊二日
    • 連泊

初心者の方には、車で行く「オートキャンプ」で、気候が穏やかな「春または秋」、期間は「一泊二日」から始めることをおすすめします。この組み合わせが最も準備がしやすく、初めてでも楽しめる可能性が高いからです。

私の初キャンプも5月のゴールデンウィーク明けに家族4人で一泊二日のオートキャンプでした。この記事では、そのスタイルを中心に必要な持ち物をご紹介します。

予算別の揃え方

キャンプ道具は予算に応じて様々な揃え方があります。

  1. 最小予算で始める場合(約3万円)
    • 100均やホームセンターの道具を活用
    • レンタルや中古品も検討
    • 友人・知人からの借り物も活用
  2. 標準的な予算で始める場合(約5〜8万円)
    • 基本的な道具は新品で購入
    • 長く使う主要アイテムに投資
    • 小物類は予算に応じて
  3. 快適さを重視する場合(約10万円以上)
    • 高品質なブランド品を中心に揃える
    • 便利な専用アイテムも購入
    • 長期的な使用を見据えた選択

最初からすべてのキャンプ道具を高価なもので揃える必要はありません。

まずは最低限必要なものを購入し、キャンプの回数を重ねながら徐々に買い足していくのがオススメです。

持ち物リストの使い方

実際のキャンプに向けて、以下のステップで準備すると効率的です。

  1. 持ち物リストを作成する
    • この記事を参考に自分専用のリストを作る
    • エクセルやGoogleスプレッド、メモアプリで管理
  2. 持っているものと必要なものを分ける
    • 家にあるもので代用できるものをチェック
    • 新しく購入する必要があるものをリストアップ
  3. 優先順位をつける
    • 必須アイテム(◎)
    • あると便利(〇)
    • なくても大丈夫(△)
  4. 前日にチェックリストで最終確認
    • 忘れ物を防ぐために必ず確認
    • 特に重要なものは二重チェック

私はGoogleスプレッドシートで持ち物リストを作り、スマホからいつでも確認できるようにしています。キャンプ前日には必ず印刷して、荷造りしながらチェックを入れていく習慣にしています。

必ず必要な5つのカテゴリー|初心者が揃えるべき道具

キャンプに必要な道具を5つのカテゴリーに分けて、それぞれの重要なアイテムをご紹介します。

1. 寝泊まり用品|テント、マット、寝袋

まず最も重要なのが、寝泊まりのための装備です。

テント|最優先で準備するもの

テントはキャンプの要となる道具です。初心者向けのおすすめは以下の通りです。

【初心者向けテントの選び方】

    • 設営のしやすさ|ポールが少なく、説明書がわかりやすいもの
    • サイズの目安|使用人数+1人分の余裕を持ったサイズ
    • 耐水性|最低でも1,500mm以上の耐水圧があるもの

■2〜3人用のおすすめテント


■4人家族向けのおすすめテント


私が初めて購入したのはコールマンの「ツーリングドームLX」でした。設営が簡単で、家族4人でも何とか一泊できる大きさです。モデルチェンジを繰り返している定番商品なので、レビューも多く安心して購入できました。

マット&シュラフ|快適な睡眠のために

テントの次に重要なのが、睡眠の質を左右するマットと寝袋(シュラフ)です。

■マットの種類と選び方

銀マット


インフレータブルマット



コット


■シュラフ(寝袋)の選び方

春秋用(2シーズン)


夏用


冬用(3シーズン)


■枕やエアマットも検討

キャンプ用枕


電動エアポンプ

マットは地面からの冷えを防ぐ重要な役割があります。最初は安価な銀マットから始めても良いですが、睡眠の質を重視するなら早めにインフレータブルマットへのアップグレードをおすすめします。私は当初、銀マットを使っていましたが、翌朝の腰の痛さに耐えられず、2回目のキャンプでサーマレストのマットを購入しました。

タープ|あれば便利な日よけ・雨よけ

タープは必須ではありませんが、あると快適さが格段に上がります。

【タープの役割】

    • 日差しや雨からの保護
    • 調理や食事スペースの確保
    • プライバシーの確保

■初心者向けタープの選び方

ワンタッチタープ

ヘキサタープ

■タープの設営に必要なもの

ポール

ペグ

ロープ

私は最初からタープを持っていきましたが、設営の難しさに苦戦しました。初心者の方は、最初のキャンプではタープなしでも十分楽しめます。慣れてきたら追加すると良いでしょう。

2. 調理・食事用品|最低限の料理道具

キャンプでの食事を楽しむための調理器具と食器類です。

バーナー&クッカー|調理の中心となる道具

■バーナー(コンロ)の選び方

カセットコンロ

シングルバーナー

BBQグリル

■クッカー(調理器具)セット

単品で揃える

セットで揃える

■調理小物

包丁

まな板

■調味料入れ


私は最初イワタニのカセットコンロ一台から始めました。自宅のフライパンや鍋を持っていき、徐々に専用のものを買い足していきました。調理器具は無理に一式揃える必要はなく、自宅のものでスタートして問題ありません。

食器&カトラリー|家にあるもので代用も可能

■食器の素材

アルミ製

ステンレス製

使い捨て


■カトラリー(箸・スプーン等)

金属製

プラスチック製

使い捨て

■コップ・マグ

〈プラスチック製〉

コールマン「ノルディックカラーマグ 4PC セット」|積み重ね可能で収納に便利

〈ステンレス製〉

サーモス「真空断熱マグカップ JDG-351C」|保温性が高い

〈ホーロー製〉

キャプテンスタッグ「ウエスト ホーローマグカップ350ml M-8088」|レトロな見た目

食器類は自宅のものを持っていくか、最初は使い捨てのものでも十分です。キャンプの回数が増えてきたら、徐々に専用のものを揃えていくとよいでしょう。私も最初は自宅のプラスチック食器を使っていましたが、今ではスノーピークのチタンシングルマグを愛用しています。わずか78gと超軽量でありながら耐久性に優れ、27年間も愛され続けるロングセラー商品です。慣れてきたらぜひ検討してみてください。

クーラーボックス&ウォータータンク|食材と水の保管

■クーラーボックスの選び方

小型(10〜25L)中型(25〜40L)

大型(40L〜)

■ウォータータンク(水容器)

■折りたたみ式

■保冷剤・氷

・市販の保冷剤

・凍らせたペットボトル

経済的で飲料水としても使える

・買い出しのタイミング

キャンプ場到着直前に購入するのがベスト

クーラーボックスは食材の鮮度を保つ重要なアイテムです。特に夏場は必須です。私は家族4人で2泊する場合、35L程度のクーラーボックスと保冷バッグを組み合わせて使っています。ウォータータンクは料理や手洗いに使う水を入れるもので、10L程度あれば一泊二日の家族キャンプに十分です。

3. 照明器具|夜間の安全確保に必須

キャンプでは明かりの確保が安全面でも重要です。最低限必要な照明器具をご紹介します。

ランタン|サイト全体を照らす

■ランタンの種類と選び方

LEDランタン

ガソリンランタン

ガスランタン

■ランタンの設置場所

■電池・燃料の準備

〈予備の電池〉

パナソニック「エネループ プロ 単3形 4本パック」

〈燃料〉

プリムス「IP-250TP ハイパワーガス OD缶 小」

コールマン「ホワイトガソリン 1L」

〈点火用ライター〉

SOTO「スライドガスマッチ」

ウインドミル「ウインドミル ターボライター」

私はLEDランタンを中心に使っています。耐久性の高いエネループプロを使うことで、長時間の使用でも安心です。ガソリンランタンは明るさと雰囲気が素晴らしく、上級者に人気がありますが、燃料の取り扱いに慣れが必要です。初心者の方はSOTOのスライドガスマッチなどの防水ライターと、安全で使いやすいLEDランタンの組み合わせからスタートすることをおすすめします。

ヘッドライト&懐中電灯|移動時の照明

■ヘッドライトの選び方

〈初心者向け〉

ジェントス「ヘッドウォーズ HW-999H」|手頃で明るい

〈防水タイプ〉

ブラックダイヤモンド「ストーム400」|雨でも安心

〈子ども用〉

LEDレンザー「SEO3」

〈懐中電灯〉

コンパクトタイプ

ジェントス「閃 SG-335」|小さくても明るい

大型タイプ

マグライト「ML300L 3-CELL D LED」|耐久性が高い

多機能タイプ

レッドレンザー「P5R Core」|充電式で経済的

〈予備電池の準備〉

種類ごとに十分な量を、単3・単4・9V電池など

〈防水ケース〉

ダイソー「防水マッチケース」(約110円)で保管

ヘッドライトは両手が自由に使えるので、夜のトイレ移動や調理時に重宝します。特にブラックダイヤモンドの防水モデルは突然の雨でも使えるため安心感が違います。懐中電灯はジェントスの閃シリーズなら広範囲を明るく照らせるので、周囲の確認や非常時の合図に便利です。

私は家族全員分のヘッドライトと、予備として懐中電灯を1本持っていきます。また、エネループプロのような高性能充電池と予備は必ず防水ケースに入れて持参することをお勧めします。一度雨で電池がダメになってしまった経験から、この備えだけはしっかりとしておくと安心ですよ。

その他の照明|雰囲気作りにも

〈LEDストリングライト〉

Lighting EVER「LEDストリングライト 5m 50球」|雰囲気作りに最適

DOD「LED ソーラー ポップアップ ランタン」|優しい光で癒やし効果

〈ソーラーライト〉

キャリー・ザ・サン「ソーラーランタン」

コールマン「ハンギングEライト LED」

〈緊急用照明〉

ケミカルライト

ケミカルライトペンライト|停電時にも

非常灯

ジェントス「LED 懐中電灯 マグナム」|防災にも

これらは必須ではありませんが、キャンプサイトの雰囲気作りに一役買います。私はテントとタープの間にLEDストリングライトを設置していますが、ほのかな光が漏れる様子が素敵なだけでなく、夜のテントへの出入りも安全になります。ソーラーポップアップランタンは優しい光で、子どもたちに人気です。

また、ソーラーパフのような軽量で折りたためるライトは、使わないときはコンパクトに収納できるので、荷物を最小限に抑えたいときにも便利ですよ。緊急用のケミカルライトも、万が一の備えとして1セットは持っておくと安心ですね。

4. キャンプサイト設営用品|基本的な道具

テントやタープを設営するために必要な基本道具です。

ペグ&ハンマー|テント固定に必須

  1. ペグの種類と必要数
  2. ハンマーの選択
  3. ペグ収納

専用ケース|DOD ペグケース

ペグはテントやタープを固定する重要なアイテムです。地面の硬さや種類によって適したペグが異なるため、いくつかの種類を持っておくと便利です。最低でもテントとタープの固定に必要な数の1.5倍程度は持参することをお勧めします。

私はテント用に20cmのSnow Peakソリッドステーク、タープ用に長さのある30cmのペグを使い分けています。また、キャプテンスタッグ ペグハンマーは打ち込みだけでなくペグ抜きや栓抜きなど多機能で重宝しています。ペグは紛失しやすいので専用のケースに入れて管理すると安心ですね。

グランドシート&レジャーシート|地面からの保護

  1. グランドシート(テント下敷き)
  2. レジャーシート
  3. 敷物の活用方法
    • テント前の靴脱ぎスペース
    • タープ下の生活スペース
    • キャンプファイヤー周りの座席

グランドシートはテントの底を保護し、地面からの湿気を防ぐ大切な役割があります。専用のものがベストですが、初心者なら防水性能のあるFIELDOORのようなコスパ型でも十分です。Snow Peakのマット シートセットは少し価格は上がりますが、耐久性と撥水性に優れているため長く使えます。

レジャーシートはタープ下の地面に敷いたり、ピクニックで使ったりと多用途に活躍します。私は冬キャンプに備えてLOGOSの断熱タイプを選んでいますが、通常の使用ならColemanの厚手タイプでも十分快適です。どちらも防水性の高いものを選ぶと、急な雨でも安心して使えます。

チェア&テーブル|快適な滞在のために

  1. チェアの種類と選び方
  2. テーブルの種類と選び方
  3. 設置場所の工夫
    • 平らな場所を選ぶ
    • 風の影響を考慮
    • 日陰・雨除けの確保

チェアとテーブルは必須ではありませんが、あると格段に快適になります。初めはコールマンのリゾートチェアのような手頃な価格のものから始めて、使いながら自分に合ったものを見つけるのがおすすめです。私はヘリノックスのチェアワンも使っていますが、軽量で持ち運びやすく、3年以上使っても壊れない耐久性の高さに満足しています。

テーブルは高さ調節できるキャプテンスタッグのラフォーレモデルが食事からくつろぎまで幅広く対応できて便利です。特にチェアは長時間座るものなので、可能であれば実店舗で試座してから購入すると失敗が少ないでしょう。

5. 便利小物・その他|快適さを高めるアイテム

キャンプをより快適にする小物類です。必須ではありませんが、あると便利なものをご紹介します。

防虫・日焼け対策グッズ|野外活動の必需品

  1. 虫除け用品
  2. 日焼け対策
  3. 季節別対策

キャンプでは虫や日差しとの闘いも重要です。特に子連れキャンプでは、虫除け・日焼け対策は必須アイテムと言えるでしょう。私は子どもが虫刺されで夜中に泣き出すトラウマから、虫対策には特に力を入れています。フマキラーの「どこでもベープ 未来」をテント周辺に置くことで、テント内への虫の侵入がグッと減りました。

また、サラテクトのスプレーは肌に直接つけるタイプで12時間も効果が持続するので、日中の外出時に便利です。紫外線対策はアネッサの日焼け止めとUVカット帽子の併用が最強で、暑さ対策にはクーリングタオルも手放せません。万が一の虫刺されにはムヒアルファEXを常備しておくと安心ですね。完璧!

工具・修理キット|万が一のトラブルに備えて

  1. 必携の工具類
    • マルチツール|レザーマン FREE P4|磁石ロック採用で片手で操作可能
    • ガムテープ|ゴリラテープ|アウトドア用補修テープ最強の呼び声、防水・耐候性に優れる超強力テープ
    •  結束バンド|カラーケーブルタイ|視認性の高いカラー展開、耐候性・耐久性に優れ屋外使用も安心
  2. テント・タープの修理キット
  3. 衛生用品・救急セット

万が一のトラブルに備えて、簡単な工具や修理キットを持っていくと安心です。マルチツールは予算に応じて選びましょう。高価なレザーマンは長期的に使うなら投資価値がありますが、初心者は手頃な価格のものから始めるのもいいでしょう。特にゴリラテープは超強力な接着力で様々な応急修理に使える優れもので、テントの破れや道具の補修まで対応できます。

テネシアステープも軽量で持ち運びやすく、テントやタープの修理に最適です。私はいつも小さなポーチに緊急修理用品と救急セットを入れて持ち歩いていますが、これがあるだけで万一の際の安心感が違います。

収納・運搬グッズ|効率的なパッキングのために

  1. 収納ボックス選び
  2. 便利な収納アイテム
  3. 持ち運び方の工夫

効率的な収納と運搬は、キャンプの快適さを左右します。特に家族キャンプでは荷物が多くなりがちなので、収納方法の工夫が重要です。最近は折りたたみできるハードタイプや全面撥水のソフトコンテナが人気で、使わない時はコンパクトになるのが魅力です。私は調理器具、食器、食材など、用途別に収納ボックスを色分けして使い分けています。

また、ドライバッグやコンプレッションバッグを活用すれば、寝袋や衣類がさらにコンパクトになります。重たい荷物の運搬にはアウトドアワゴンが便利で、特にTIMBER RIDGEのように一動作で折りたためるタイプは車への積み込みもスムーズです。キャンプ場では、この収納システムをそのまま使うことで、整理整頓も簡単になります。

まとめ|初心者キャンプを成功させるための持ち物選び

キャンプ初心者にとって、持ち物選びは重要なポイントです。この記事でご紹介した基本アイテムを参考に、自分のキャンプスタイルに合わせて必要なものを揃えていきましょう。

ポイントをまとめると以下の通りです。

  • 最初から全ての道具を揃える必要はない|自宅のもので代用できるものは活用
  • 長く使うメインアイテム(テント、シュラフ、マット)は良いものを選ぶ
  • 季節や場所に合わせた準備を|特に防寒・防暑対策は重要
  • チェックリストを活用して忘れ物を防止
  • キャンプの回数を重ねながら徐々に道具を充実させていく

私自身、初めてのキャンプではテント、寝袋、マット、バーナーという最低限の道具だけで挑戦しました。回数を重ねるごとに必要なものが見えてきて、今では快適なキャンプを楽しめるようになっています。

キャンプは経験を積むことで上達していくアウトドアアクティビティです。この記事を参考に、まずは気軽な気持ちでキャンプにチャレンジしてみてください。自然の中で過ごす非日常の体験は、きっとあなたに新たな発見と感動をもたらしてくれるでしょう。

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