四季のキャンプ料理レシピ - 季節の食材を活かした簡単アウトドア料理

「せっかくのキャンプなのに、いつも同じメニューで飽きてきた」「季節の食材を活かした料理を作りたいけど、キャンプ場で作れるレシピが思いつかない」とお悩みではありませんか?この記事では、春夏秋冬それぞれの季節で手に入る食材を使った、キャンプでも簡単に作れる絶品レシピをご紹介します。私自身が何度もキャンプで実践し、友人や家族から大好評だったレシピばかりをセレクト。これらのレシピを参考にすれば、自然の中で季節の恵みを最大限に味わい、キャンプの思い出をさらに特別なものにできます。ぜひ次回のキャンプで、お気に入りのレシピにチャレンジしてみてください。

春のキャンプレシピ|新鮮野菜の爽やかな一皿

春は山菜や新鮮な野菜が豊富な季節です。冬の眠りから覚めた自然の恵みを、アウトドアの調理で楽しみましょう。

たけのこと山菜の炊き込みご飯

春キャンプの定番とも言える山菜の炊き込みご飯。あらかじめ下処理した山菜を使えば、キャンプ場でも手軽に作れます。

材料(4人前)

  • 米 3合
  • たけのこ(水煮) 100g
  • わらび(水煮) 50g
  • ふきのとう(水煮) 30g
  • 油揚げ 1枚
  • だし汁 600ml
  • 酒 大さじ2
  • みりん 大さじ1
  • 醤油 大さじ2
  • 塩 少々

作り方

  1. 米は洗ってザルにあげ、30分ほど水気を切っておきます
  2. たけのこ、山菜、油揚げを食べやすい大きさに切ります
  3. メスティンや飯ごう、キャンプ用の炊飯器に米を入れ、調味料とだし汁を加えます
  4. 具材を上にのせて、通常の炊飯と同じように炊きます
  5. 炊き上がったら10分ほど蒸らし、全体を軽く混ぜて完成です

春の味覚が詰まった炊き込みご飯は、キャンプでの食事のメインにもなる一品です。火にかけている間は他の準備ができるので、効率よく調理を進められます。

スノーピークのチタントレック900(実店舗価格約5,940円)は深型クッカーとして優れており、この炊き込みご飯作りに最適です。約175gという軽量さと900mlの容量が、キャンプでの炊飯に便利です。

菜の花とベーコンのペペロンチーノ

春を代表する野菜・菜の花を使った、彩り鮮やかなパスタメニューです。

材料(2人前)

  • スパゲティ 160g
  • 菜の花 1束
  • ベーコン 4枚
  • にんにく 2片
  • 鷹の爪 1本
  • オリーブオイル 大さじ3
  • 塩 適量
  • 黒こしょう 適量

作り方

  1. 菜の花は3cm程度に切り、ベーコンは1cm幅に切ります
  2. にんにくはみじん切りにします
  3. キャンプ用のバーナーで湯を沸かし、塩を入れてスパゲティを表示時間通りに茹でます
  4. 別のフライパンにオリーブオイル、にんにく、鷹の爪を入れて弱火で香りを出します
  5. ベーコンを加えて炒め、菜の花も加えてさっと炒めます
  6. 茹で上がったスパゲティをザルにあげ、少量の茹で汁とともにフライパンに加えます
  7. 塩、黒こしょうで味を整えて完成です

イワタニのジュニアコンパクトバーナー(実勢価格約2,500〜3,000円)は風に強く、アウトドアでのパスタ調理に安定した火力を提供します。最大発熱量2.7kWで、湯の沸騰や炒め物に適しています。

春キャベツと豚肉の蒸し焼き

柔らかい春キャベツを使った、シンプルながら旨味たっぷりの一品です。

材料(4人前)

  • 春キャベツ 1/2個
  • 豚バラ肉 300g
  • にんにく 1片
  • 塩こしょう 適量
  • オリーブオイル 大さじ1
  • 白ワイン 50ml(なければ酒でも可)

作り方

  1. キャベツは一口大にざく切りにします
  2. 豚バラ肉は食べやすい大きさに切り、塩こしょうをします
  3. ダッチオーブンやスキレットにオリーブオイルを熱し、にんにくを炒めます
  4. 豚バラ肉を加えて焼き色がつくまで炒めます
  5. キャベツを加え、白ワインを回し入れます
  6. 蓋をして弱火で10分ほど蒸し焼きにします
  7. キャベツが柔らかくなったら、塩こしょうで味を調え完成です

ロッジのキャストアイアン製スキレット10.25インチ(実勢価格約3,000〜4,000円)は熱の伝導性と保温性に優れ、蒸し焼き料理に最適です。耐久性も高く、長く使えるキャンプギアとして人気があります。

夏のキャンプレシピ|暑さを吹き飛ばすさっぱりメニュー

夏キャンプでは、暑さに負けない体力を保つために、さっぱりとしながらも栄養価の高いメニューがおすすめです。

トマトと冷製パスタのカプレーゼ風

暑い夏に食べたい冷製パスタの定番です。キャンプ場で手軽に作れる工夫をご紹介します。

材料(2人前)

  • スパゲティ 160g
  • トマト(中) 2個
  • モッツァレラチーズ 100g
  • バジル 10枚程度
  • オリーブオイル 大さじ3
  • バルサミコ酢 大さじ1
  • 塩 適量
  • 黒こしょう 適量

作り方

  1. 事前にスパゲティを茹でて冷水でしめ、オリーブオイル(分量外)を絡めて保存容器に入れておきます
  2. トマトとモッツァレラチーズは一口大に切ります
  3. バジルは手でちぎります
  4. ボウルにパスタ、トマト、チーズ、バジルを入れます
  5. オリーブオイル、バルサミコ酢、塩、黒こしょうで味付けして和えれば完成です

事前準備をしておけば、キャンプ場ではほぼ切って和えるだけで完成する手軽さが魅力。暑い日でも食欲が出る一品です。イワタニのタフまるJr(実勢価格約3,500円)を使えば、パスタの再加熱も短時間で済みます。

きゅうりとささみのさっぱり和え

夏野菜の代表・きゅうりを使った、さっぱりとした副菜です。手間がかからず、暑い日にぴったりです。

材料(4人前)

  • きゅうり 3本
  • 鶏ささみ 3本
  • 塩 小さじ1/2
  • めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ2
  • ごま油 小さじ2
  • 白いりごま 大さじ1

作り方

  1. きゅうりは輪切りにし、塩をふってしんなりさせます
  2. ささみは事前に茹でて、手でほぐしておきます(家で準備しておくと便利です)
  3. きゅうりの水気を絞ります
  4. ボウルにきゅうり、ささみ、調味料を入れて和えます
  5. 最後に白いりごまをふって完成です

キャンプでの調理を効率的にするには、ユニフレームのツインバーナーUS-1900(実勢価格約12,000円前後)が便利です。カセットボンベ式で2口あるため、複数の料理を同時に調理できます。

夏野菜の簡単ラタトゥイユ

夏が旬の野菜をたっぷり使った、フランス南部の家庭料理です。キャンプでも比較的簡単に作れるアレンジレシピです。

材料(4人前)

  • なす 2個
  • ズッキーニ 1本
  • パプリカ 1個
  • トマト 2個
  • たまねぎ 1個
  • にんにく 2片
  • オリーブオイル 大さじ3
  • ハーブ(タイム、ローズマリーなど) 適量
  • 塩こしょう 適量
  • ケチャップ 大さじ2
  • コンソメ顆粒 小さじ1

作り方

  1. なす、ズッキーニ、パプリカ、たまねぎは一口大に切ります
  2. トマトはざく切りにします
  3. ダッチオーブンにオリーブオイルを熱し、みじん切りにしたにんにくを炒めます
  4. たまねぎを加えて透き通るまで炒めます
  5. なす、ズッキーニ、パプリカを加えて炒めます
  6. トマト、ハーブ、調味料を加えて蓋をし、15分ほど弱火で煮込みます
  7. 野菜が柔らかくなったら完成です

ロッジのキャンプオーブン10インチ(実勢価格約10,000円前後)は鋳鉄製の重厚さでしっかりと熱を蓄え、野菜の旨味を引き出します。キャンピングムーンの4WAYダッジオーブン(実勢価格約6,000円前後)も、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。

秋のキャンプレシピ|実りの恵みとキノコの香り

秋は食材の宝庫。特にキノコ類や根菜は、焚き火やダッチオーブンとの相性が抜群です。

きのこたっぷりリゾット

秋の味覚・キノコの香りが広がる、濃厚リゾットです。

材料(4人前)

  • 米 2合
  • しめじ 1パック
  • まいたけ 1パック
  • エリンギ 2本
  • たまねぎ 1個
  • にんにく 1片
  • バター 30g
  • オリーブオイル 大さじ1
  • 白ワイン 100ml(なければ酒でも可)
  • 水 400ml
  • コンソメ顆粒 大さじ1
  • 粉チーズ 大さじ4
  • 塩こしょう 適量
  • パセリ(あれば) 適量

作り方

  1. 米は洗わずにそのまま使います
  2. キノコ類は食べやすい大きさに切り、たまねぎとにんにくはみじん切りにします
  3. スキレットやダッチオーブンにバターとオリーブオイルを熱し、にんにくとたまねぎを炒めます
  4. 透き通ってきたらキノコ類を加え、しんなりするまで炒めます
  5. 米を加えて2〜3分炒め、白ワインを加えてアルコール分を飛ばします
  6. 水とコンソメを加え、弱火で米が柔らかくなるまで20分ほど煮ます(途中で何度かかき混ぜます)
  7. 米が柔らかくなったら粉チーズを加え、塩こしょうで味を調えます
  8. 器に盛り、あればパセリをふって完成です

スノーピークの焚火台(実勢価格約15,000円前後)は安定した火力で、リゾットのようにじっくり煮込む料理に適しています。耐久性も高く、長く使えるのが魅力です。

さつまいもと鶏肉の甘辛煮

秋の定番食材・さつまいもを使った、キャンプでもほっこり温まる煮物です。

材料(4人前)

  • さつまいも 中2本
  • 鶏もも肉 2枚
  • しょうが 1片
  • 水 400ml
  • 砂糖 大さじ3
  • 醤油 大さじ3
  • みりん 大さじ2
  • 酒 大さじ2

作り方

  1. さつまいもは皮をむき、一口大に切ります
  2. 鶏もも肉も一口大に切ります
  3. しょうがは薄切りにします
  4. 鍋に調味料と水、しょうがを入れて火にかけます
  5. 沸騰したら鶏肉を加えて5分ほど煮ます
  6. さつまいもを加え、さつまいもが柔らかくなるまで15分ほど煮ます
  7. さつまいもが柔らかくなり、汁気が少なくなったら完成です

キャプテンスタッグの鉄製ダッチオーブン10インチ(実勢価格約5,000円前後)は価格も手頃で、煮物料理にも使いやすい調理器具です。

栗ごはんと秋刀魚の塩焼き

秋を代表する食材を使った、キャンプならではの豪華な食卓を演出します。

栗ごはんの材料(4人前)

  • 米 3合
  • 栗の甘露煮 200g
  • 塩 小さじ1
  • 酒 大さじ1

秋刀魚の塩焼きの材料(4人前)

  • 秋刀魚 4尾
  • 塩 適量
  • 大根おろし 適量
  • すだち(あれば) 適量

作り方(栗ごはん)

  1. 米は洗ってザルにあげ、30分ほど水気を切ります
  2. 栗の甘露煮は汁気を切って粗く刻みます
  3. 飯ごうや炊飯器に米、栗、塩、酒、水(米の通常の水加減)を入れて炊きます
  4. 炊き上がったら10分ほど蒸らして完成です

作り方(秋刀魚の塩焼き)

  1. 秋刀魚は塩をまぶし、10分ほど置きます
  2. 網や鉄板を熱し、秋刀魚を両面こんがりと焼きます
  3. 大根おろしとすだちを添えて完成です

コールマンのトライポッドグリル(実勢価格約7,000円前後)を使えば、焚き火の上で秋刀魚を香ばしく焼くことができます。自然の中で楽しむ秋の味覚は格別です。

冬のキャンプレシピ|体が温まる本格料理

冬のキャンプは身体を温める料理が欠かせません。時間をかけてじっくり煮込む料理も、冬キャンプならではの楽しみです。

ダッチオーブンで作る本格ビーフシチュー

冬キャンプの醍醐味とも言える、ダッチオーブンを使ったビーフシチューです。火にかけている間は他の作業ができるので、効率的です。

材料(4人前)

  • 牛肉(角切り) 400g
  • たまねぎ 2個
  • にんじん 1本
  • じゃがいも 2個
  • マッシュルーム 6個
  • にんにく 2片
  • トマト缶 1缶
  • 赤ワイン 200ml
  • 水 200ml
  • ローリエ 2枚
  • コンソメ顆粒 大さじ1
  • 小麦粉 大さじ3
  • バター 大さじ2
  • 塩こしょう 適量

作り方

  1. 牛肉に塩こしょうをして小麦粉をまぶします
  2. 野菜類は一口大に切ります
  3. ダッチオーブンにバターを熱し、牛肉を焼き色がつくまで炒めます
  4. 一度取り出し、同じ鍋でにんにくとたまねぎを炒めます
  5. にんじんも加えて炒め、赤ワインを注いでアルコール分を飛ばします
  6. 牛肉を戻し入れ、トマト缶、水、コンソメ、ローリエを加えます
  7. 蓋をして弱火で1時間ほど煮込みます
  8. じゃがいもとマッシュルームを加え、さらに30分ほど煮込みます
  9. 塩こしょうで味を調えて完成です

ロッジのキャンプオーブン12インチ(実勢価格約15,000〜20,000円)は熱が均一に広がり、肉が柔らかく煮込まれます。冷えた体を芯から温める、キャンプの夜に最適な一品です。

豚バラと白菜のミルフィーユ鍋

冬の定番野菜・白菜を使った、見た目も華やかな鍋料理です。

材料(4人前)

  • 白菜 1/2個
  • 豚バラ肉(薄切り) 400g
  • えのき 1袋
  • 長ねぎ 1本
  • 水 800ml
  • 昆布(10cm角) 1枚
  • めんつゆ(3倍濃縮) 100ml
  • 塩 小さじ1/2
  • ポン酢 適量
  • 七味唐辛子 適量

作り方

  1. 白菜は葉と芯に分け、葉は大きめにカット、芯は薄切りにします
  2. 長ねぎは斜め切りにします
  3. えのきは石づきを取り、ほぐします
  4. 土鍋や大きめの鍋に昆布と水を入れて火にかけます
  5. 沸騰直前に昆布を取り出し、めんつゆと塩を加えます
  6. 鍋の底に白菜の芯を敷き、その上に豚肉→白菜の葉→豚肉→白菜の葉...と重ねていきます
  7. 最後にえのきと長ねぎをのせ、蓋をして10分ほど煮込みます
  8. 野菜がしんなりして豚肉に火が通ったら、ポン酢と七味唐辛子を添えて完成です

ユニフレームのダッチオーブン10インチ(実勢価格約8,000円前後)は保温性が高く、鍋料理に最適です。ロゴスのSLダッチオーブンM(実勢価格約6,000円前後)も、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。

根菜たっぷりの豚汁

冬に美味しい根菜をふんだんに使った、栄養満点の豚汁です。キャンプの朝食にもぴったりです。

材料(4人前)

  • 豚肉(こま切れ) 200g
  • 大根 1/4本
  • にんじん 1本
  • ごぼう 1/2本
  • こんにゃく 1/2枚
  • 長ねぎ 1本
  • 里芋 4個
  • 油揚げ 1枚
  • だし汁 800ml
  • 味噌 大さじ4
  • 七味唐辛子 適量

作り方

  1. 大根、にんじん、ごぼうは一口大に切ります(ごぼうはささがきにすると食べやすいです)
  2. こんにゃくはちぎるか一口大に切り、下茹でしておきます
  3. 長ねぎは斜め切りに、油揚げは細切りにします
  4. 里芋は皮をむき、一口大に切ります
  5. 鍋にだし汁を入れて火にかけ、豚肉を加えて煮ます
  6. アクを取り除き、根菜類、こんにゃく、油揚げを加えます
  7. 野菜が柔らかくなるまで15分ほど煮ます
  8. 最後に長ねぎを加え、火を止めて味噌を溶き入れます
  9. 七味唐辛子を添えて完成です

トランギアのストームクッカー(実勢価格約5,000〜6,000円)は軽量でコンパクトながら、熱効率が良いため煮物料理にも適しています。エバニューのチタンクッカーセット(実勢価格約7,000円前後)も、軽量化を重視するキャンパーに人気です。

キャンプ料理を成功させるためのコツ

キャンプでの調理をより簡単かつ美味しくするためのポイントをご紹介します。

下準備と食材の保存方法

キャンプでの料理を効率的に進めるための下準備のコツです。

キャンプ前の準備

  1. 肉や魚は食べやすい大きさにカットしておく
  2. 調味料は必要な分量を小分けにしておく(小さな容器や調味料ケースが便利)
  3. 野菜は洗っておき、必要に応じてカットしておく
  4. 米は研いでザルに上げ、水気を切っておくとすぐに炊ける

食材の保存方法

  1. クーラーボックスは保冷剤を多めに入れる
  2. 肉や魚は真空パックやジップロックに入れ、他の食材と分けて保存
  3. 野菜は新聞紙で包み、乾燥を防ぐ
  4. 卵はパックのまま持っていくと割れる可能性があるので、専用ケースに入れる

コールマンのエクストリームクーラー(実勢価格約10,000〜15,000円)は保冷力が高く、夏場でも食材を長時間新鮮に保てます。イグルーのマリンウルトラクーラー(実勢価格約8,000〜12,000円)も、保冷性能に優れた人気モデルです。

調理器具の選び方と使い分け

キャンプでの調理をより快適にする、道具の選び方と使い分けのポイントです。

シーンに合わせた調理器具

  1. ソロキャンプ|コンパクトで軽量なセット(スノーピークのチタントレック900やユニフレームのファンネルセットII)
  2. ファミリーキャンプ|大きめのダッチオーブン(ロッジのキャンプオーブン10インチやキャプテンスタッグの10インチダッチオーブン)
  3. グループキャンプ|大容量の鍋や複数コンロ(コールマンのパワーハウスLPツーバーナーストーブII)

素材による特徴

  1. 鉄製|熱伝導率がよく、温度が安定している(炒め物や煮込み料理に最適)
  2. アルミ製|軽量で持ち運びやすい(軽量化したいソロキャンパーに)
  3. チタン製|非常に軽く、錆びにくい(長距離を歩くキャンプに)
  4. ステンレス製|耐久性が高く、お手入れが簡単(汎用性が高い)

MSRのクイックソロクッカー(実勢価格約6,000〜7,000円)のような軽量コンパクトなセットから、スノーピークのIGTシステム(実勢価格約20,000円〜)やコールマンのキッチンテーブル(実勢価格約15,000円前後)のような本格的な調理台まで、キャンプのスタイルに合わせて選ぶと調理が快適になります。

調味料の持ち運び方と簡易レシピの工夫

調味料の効率的な持ち運び方と、最小限の材料で作れる簡易レシピのコツです。

調味料の持ち運び

  1. 小分け容器を活用(無印良品のPPケースやダイソーの調味料ケース)
  2. 液体調味料は漏れないよう注意(スノーピークのスパイスコンテナやイワタニのスパイスボックス)
  3. 「塩・こしょう・醤油・みりん・酒・油」があれば基本的な料理が作れる
  4. よく使う調味料をセットにした「スパイスセット」を作っておく

簡易レシピの工夫

  1. 下味冷凍を活用(肉に調味料をまぶして冷凍しておく)
  2. ワンポットレシピを覚えておく(鍋一つで完結する料理)
  3. 「焼く・蒸す・煮る」の基本調理法を押さえておく
  4. レトルト食品や缶詰をアレンジする(カレーに野菜を追加するなど)

山と渓谷社の「キャンプごはんBEST100」やロッジのキャンプ料理レシピ本などで、さらに多くのアイデアを得ることができます。また、キャンプで料理するためのヒントが詰まったレシピアプリもあるので、事前にダウンロードしておくと便利です。

まとめ|キャンプで季節を味わう喜び

キャンプでの料理は、季節の食材を活かしたメニューにするだけで、一気に特別感が増します。春の山菜、夏の冷たい料理、秋のキノコや栗、冬の温かい鍋物など、四季それぞれに旬の味覚があります。今回ご紹介したレシピは、キャンプでも比較的簡単に作れるものばかりですが、家で食べるよりも格段においしく感じるはずです。

料理をするとき、自然の中で食材を切り、火を使い、香りが立ち上る瞬間は、日常では得られない感動をもたらします。また、家族や友人とキャンプ料理を作る過程そのものが、かけがえのない思い出になります。

ぜひ次回のキャンプでは、今回ご紹介したレシピから一品でも取り入れてみてください。それぞれの季節の恵みを満喫しながら、アウトドア料理の醍醐味を味わってみてはいかがでしょうか。

おすすめの調理器具ブランド

最後に、キャンプ料理に便利な調理器具を提供しているおすすめのブランドをご紹介します。

初心者におすすめのブランド

  • コールマン|比較的手頃な価格で品質の良い調理器具が揃う
  • キャプテンスタッグ|エントリーモデルとして使いやすい商品が多い
  • ユニフレーム|日本人の使い勝手を考えた実用的な調理器具

本格的な調理をしたい方におすすめのブランド

  • スノーピーク|高品質で洗練されたデザイン、長く使える調理器具
  • ロッジ|鋳鉄製ダッチオーブンの代名詞、熱の均一性と保温性に優れる
  • トランギア|アルコールバーナーと組み合わせた軽量クッカーセット

軽量化を重視する方におすすめのブランド

  • MSR|アウトドア専用に開発された軽量で高機能な調理器具
  • エバニュー|チタン製品などの軽量調理器具が充実
  • スノーピーク|チタン製クッカーなど、軽量ながら高品質な製品

これらのブランドの調理器具を組み合わせながら、自分のキャンプスタイルに合った道具を揃えていくのも楽しみの一つです。ぜひ、あなただけのキャンプ料理システムを作り上げてみてください。

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